بسم الله الرحمن الرحيم
以前、ある絵本をベースにしたレッスンと工作をしたので、そちらを紹介したいと思います。
絵本「せかいをひとつにするケーキ」
2016年に、ある素敵な絵本が出版されました。
こちらです。
『せかいをひとつにするケーキ』 リーブル出版 著:泉川 百合・茉莉 著/イラスト:神山 ますみ
出版社のサイトにはこう、あらすじが紹介されています。
「ドバイに いこうか! 」のお母さんの一声でドバイにやってきた、ユリとマリ。 ふたりがドバイで通う学校には、いろんな国の子どもがいます。 髪の色、肌の色は違うけれど、クラスの仲間はみんな仲良しです。 ある日、ケーキを作る授業があって、みんなで市場へ買い物に出かけます。 学校にもどってケーキ作りをはじめると、生地がまとまらず、お互いの材料が悪いんだと、 仲良しだったみんなの気持ちが、少しずつバラバラになっていきます。 そんな時、誰ともなく思い出します。 「ぼくたち なにか たいせつなものを わすれているよね」 はたして、みんなは仲直りできるのでしょうか。ケーキはできあがるのでしょうか。
また、サイトには、作者の姉妹について、こう説明があります。
11歳の時に、日本からドバイへやってきた双子の姉妹。 それから14歳になった彼女たちが実際に感じ、体験したことからできあがった絵本です。 異文化の中でそれぞれが違うことが当たり前で、いいところであることを学び、成長していきます。 この思い“認め合う心”が世界中に広がれば、きっと争いごとはなくなって、世界は平和になるのではないでしょうか。 子どもはもちろん、大人も読んでほしい一冊です
色々な国、色々な人種、色々な文化を持った子どもたちが集まるドバイの学校。
ある日、「今日はケーキを作りましょう!」の先生の一声で、みんなでケーキを作ることになります。
しかし、子どもたちは、ある大事なことを忘れてしまったがために、ケーキ作りがうまくいきません。それは、お互いを認め合い、思いやる心です。
それぞれがお互いを尊重し、認め合えば、一人ひとりの個性はケーキの美味しさを増す、素敵なエッセンスになるのに、自己主張ばかりで大事な思いやりの心が抜けてしまえば、肝心なケーキはバラバラのまま、せっかくの個性もぶつかりあうだけで生かされることはありません。
地球上のあちこちでグローバル化が進む中、私たちの今後の課題となるであろう、多文化共生において大切なメッセージを伝えてくれる、素敵なお話です。
とっても、素敵な絵本だったので、勉強会で取り入れるとともに、工作にも取り組みました。(実際の勉強会は4年ほど前です)
「せかいをひとつにするケーキ」レッスン
まず、絵本の読み聞かせをしました。
ストーリーもイラストも、とっても素敵なので、子どもたちも興味津々で聞いてくれました。
読み聞かせの後は、こちらのワークシートを配りました。
みんなに、「自分だったらケーキに何を加えたいか」を描いてもらいました。
そして、絵本の大切なメッセージをおさらいし、クルアーンのアーヤも一緒に紹介しました。
ワークシートは下記よりダウンロードできます。
「せかいをひとつにするケーキ」工作
最後は、工作。
紙で作ったケーキの土台を用意しておいたので、そこに、折り紙で作った果物等を自由に貼り付けてもらいました。
絵本のお話のように、思いやりの心を忘れないで作業するよう、伝えました。
そして、できあがったのが、こちら。
とても素敵なケーキができあがりました💛
こちらの絵本、残念ながら、紙版は現在、取り扱いがないようですが、Kindle版が売られているほか、Kindle Unlimitedに加入していれば、無料で読むことができます。
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